VRChatでできること6選!始め方や企業の活用事例を紹介
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「メタバース」という言葉が定着しつつある今、VRChat(ブイアールチャット)に興味を持つ方が急増しています。
しかし、いざ始めようと思っても、以下のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
「VRChatって結局、何ができるの?」
「VRゴーグルがないと遊べないの?」
「企業が参入しているって本当?」
VRChatは、単なるチャットツールではありません。
そこには現実とは異なる「もう一つの生活」が広がっています。
この記事では、VRChatでできることを具体的に掘り下げるとともに、初心者向けの始め方や、企業のユニークな活用事例まで解説します。
ぜひ参考にしてください。
- VRChatとは
- VRChatでできること6選
- バーチャルイベントの開催や参加
- オリジナルワールドの作成
- 多彩なワールドを「探索・観光」する
- 自分だけのアバター作成とカスタマイズ
- コミュニティへの参加と交流
- ゲームやアクティビティの体験
- VRChatを始めるのに必要な機器
- デスクトップ版
- VR版
- スマートフォン
- HMD単体
- VRChatの始め方
- VRChatのアカウントを作成する
- Steamのアカウントを作成する
- VRChatをインストールする
- アバターを変更する
- ワールドにでかける
- VRChatの楽しみ方3選
- 多くのユーザーと交流できる
- ワールドを探検できる
- バーチャル空間のイベントに参加できる
- VRChatの活用事例4選
- 日産自動車
- サンリオ
- BEAMS
- あしびかんぱにー(バーチャル沖縄)
- まとめ
VRChatとは
VRChatは、アバター(自分の分身)を使い、インターネット上の仮想空間(ワールド)で世界中の人々と交流できるソーシャルVRプラットフォームです。
2025年11月時点でメニューなどの日本語化が進んでおり、以前よりも格段に遊びやすくなりました。
VRChatの特徴は「自由度」です。企業が作った空間だけでなく、ユーザー自身が作成した無数のワールドが存在します。
ボイスチャットや「エモート」と呼ばれるボディランゲージ機能を使い、まるで相手が目の前にいるかのようなリアルな距離感でコミュニケーションを楽しめます。
関連記事:VRChatとは?はじめ方や注目されている理由、利用時の注意点を解説
VRChatでできること6選
VRChatは、仮想空間で多彩な活動が楽しめるメタバースプラットフォームです。
その自由度の高さや多機能性により、世界中のユーザーに支持されています。
以下では、VRChatで実現できる主な活動を詳しくご紹介します。
バーチャルイベントの開催や参加
VRChatでは、ライブコンサートやトークイベント、展示会などのバーチャルイベントを開催・参加できます。
・音楽ライブ:バーチャルクラブでDJイベントに参加したり、演奏会を聴いたりする
・展示会:世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット(Vket)」では、アバターや3Dアイテムをウィンドウショッピングのように見て回り、実際に購入できる
リアルタイムで他のユーザーと交流しながらイベントを楽しむことができ、地理的な制約を超えた新しい交流の形を提供します。
企業のプロモーションイベントとしても活用が進んでいます。
オリジナルワールドの作成
ユーザーは、VRChat内でオリジナルワールドを作成し、他のユーザーと共有できます。
・アバター改変:市販のアバターの髪型や服を変えて、自分だけの個性を表現する
・ワールド制作:自分の部屋を再現したり、理想の隠れ家を作って友人を招待したりする
開発ツール「Unity」を使用することで、デザインや機能を自由にカスタマイズでき、自分の理想の空間を表現可能です。
また、他のユーザーが作成したユニークなワールドを探索する楽しみもあります。
多彩なワールドを「探索・観光」する
VRChatには、ユーザーが制作した数万以上のワールドが存在します。
・絶景巡り:幻想的なファンタジーの世界や、リアルな京都の街並みを散策する
・部屋でリラックス:雨の音が鳴る静かな部屋で、フレンドとただのんびり過ごす
・VR睡眠:心地よいワールドで、VRゴーグルをつけたまま眠る「VR睡眠」という独自の文化も人気
このように、家にいながら世界旅行や異世界体験ができます。
自分だけのアバター作成とカスタマイズ
VRChatでは、自分の分身となるアバターを自由に作成し、個性を表現することができます。
ファッションやキャラクターの設定を通じて、自分らしいアバターを作り上げられます。
アバターを使った交流は、より没入感のある体験を生み出すでしょう。
コミュニティへの参加と交流
VRChatは、多様な趣味や興味を持つユーザーが集うコミュニティ活動の場としても優れています。
・異文化交流:英語圏や韓国語圏のユーザーと会話して語学学習に役立てる
・イベント参加:ユーザー主催の「飲み会」や「女子会」「初心者案内ツアー」に参加する
・無言での交流:マイクを使わない「無言勢(ミュート勢)」として、身振り手振りだけで意思疎通を楽しむ文化も
テーマに基づいたグループやイベントを通じて、新しい友人を作ったり、国際的なユーザーと交流したりすることが可能です。
多文化コミュニケーションの場としても魅力的です。
ゲームやアクティビティの体験
ユーザーが作成したゲームやアクティビティを楽しむこともVRChatの醍醐味のひとつです。
ゲーム:本格的なFPS(シューティング)、人狼ゲーム、麻雀、ホラーゲームなど
スポーツ:テニスや野球、ダンススタジオなど、VRならではの没入感でスポーツを楽しめる
ミニゲームやストーリー性のあるアドベンチャーなど、さまざまなコンテンツが揃っています。
友人や家族と協力してプレイすることで、特別なひとときを共有できます。
VRChatを始めるのに必要な機器
VR機器がなくてもVRChatは始められます。
この章では、以下の方法でVRChatを始めるのに必要な機器を紹介します。
①デスクトップ版
②VR版
③スマートフォン
④HMD単体
どの方法においても、オンラインにつなげるためのハードウェアが必要です。
また、環境によって行けるワールド・見えるアバターが異なります。
デスクトップ版
デスクトップ版は、メタバース未経験でまずは雰囲気をつかみたい人や、VRを長時間使うと酔ってしまう人などにおすすめです。
デスクトップ版は、パソコンのキーボードとマウスで操作するため、FPSゲームに似ています。FPSとは、シューティングゲームのジャンルの1つです。
デスクトップ単体でVRChatを始める場合は、ワールドやアバターに制限はありません。
ただし、VR上で体を自由に動かすのは不可能です。
また、デスクトップ版VRChatに必要なパソコンのスペックは以下の通りです。
OS: Windows 10/11
プロセッサー: Intel® i5-4590 / AMD FX 8350 equivalent or greater
メモリー: 4GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 equivalent or greater
ストレージ: 1GB の空き容量
なお、人が集まるイベントや豪華な演出のあるワールドでは、必要スペックを満たしているパソコンでも十分に稼働しない可能性もあります。
VR版
VRデバイスをパソコンに接続してVRChatをプレイする方法もあります。
デスクトップ版に比べ、PCに求められるスペックは高く、VR機器も必要であるため、未経験者にはハードルが高いでしょう。
より良質なワールドを体験したい方は、VRヘッドセットの使用をおすすめします。
現在発売されているVRヘッドセットで長く使えるものを選ぶなら「Meta Quest 3」が最適です。
「Meta Quest 3」は、2023年10月に発売されました。
PCと繋がなくても使える一体型のヘッドセットのなかでは最高クラスの性能を誇ります。
VRとMRのコンテンツをフルカラーかつ高解像度で楽しめる点が大きな魅力です。
前世代機の「Meta Quest 2」より解像度や処理能力などが向上し、VR体験の没入感が上がりました。
また、現実とバーチャルの融合したコンテンツを体験できる機能となっている点や、プラネタリウムやバーチャルオフィスなどのユニークなアプリが提供されている点もおすすめポイントです。
スマートフォン
パソコンやVRデバイスがなくても、Androidのスマートフォンでもデスクトップ版のようにVRChatが楽しめます。(2025年11月時点ではベータ版)
2024年5月に、iOS版のクローズドベータへの登録がスタートしました。
クローズドベータとは、開発中のベータ版製品を調整する目的で実施されるテストです。特定の団体やユーザーに限って提供され、試用してもらうものであり、参加申し込みをしても当選しなければ遊べません。
iOS版のクローズドベータの対応機種は以下の通りです。
iPhone 12 Pro / Max
iPhone 13 Pro / Max
iPhone 14
iPhone 14 Pro / Max
iPhone 15
iPhone 15 Pro / Max
なお、最新情報はVRChatの公式X(旧Twitter)から発信されています。iPhoneユーザーはチェックしておきましょう。
HMD単体
パソコンを持っていない場合は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)単体でもVRChatをプレイできます。
HMDとは、頭に装着できるゴーグルのような形状のディスプレイです。左右のディスプレイにはわずかに異なる画像や映像が出力され、それを人間の脳が合成して認識して、立体的な画像や映像として見えるしくみです。
HMDは、クロスプラットフォームに対応しているワールド・アバターのみ使用できます。
クロスプラットフォームとは、異なる環境で動作するソフトウェアやアプリケーションです。
HMDでは、パソコンを購入するより安価でVRの体験ができます。なお、VRデバイスには以下の2種類があります。
単体でプレイできるスタンドアローン型
パソコンへの接続を前提としたPCVR
単体でプレイする場合には、スタンドアローン型のMeta QuestシリーズやPicoシリーズを選びましょう。
VRChatの始め方
この章では、VRChat初心者でも始めやすいデスクトップ版の始め方を解説します。
操作方法を学び、自分のアバターを選択したら、いろいろなワールドにでかけてみましょう。
VRChatのアカウントを作成する
VRChatのホームページより、VRChatのアカウント作成画面に移動します。
アカウント作成画面で名前やメールアドレスなどを登録し、1番下の「Create Account」をクリックすると、メールアドレスに確認メールが届きます。届いた認証メールのURLをクリックして、アカウント登録が完了します。
このアカウントは、VRChatを起動する際に必要な情報になるため、登録した情報は忘れないようにしましょう。
アカウントの作成は数分でできるため、それほど難しくありません。
Steamのアカウントを作成する
パソコンでVRChatを楽しむには、ゲーム配信プラットフォームであるSteamの登録が必要です。Steamは日本語に対応しています。
まず「アカウントを作成」のページからSteamのアカウントを作りましょう。Steamの公式ホームページからストアページに飛び、インストールしてください。
なお、Steamアカウントを通してもVRChatにアクセスが可能です。
ただし、アバターをアップロードするためには、VRChatの公式ホームページで直接アカウントを開設しなくてはいけません。
VRChatをインストールする
インストールしたSteamの検索欄に「VRChat」と入力し、クリックしましょう。
そのまま下にスクロールし「ゲームをプレイ」をクリックし、VRChatをインストールします。
アバターを変更する
VRChatがインストールできたら、ホームワールドに入ってアバターを変更しましょう。
着せたいアバターが決まったら、該当のアバターにトリガーを引くとそのアバターに変更できます。アバターの変更はクイックメニューからも可能です。
また、独自のアバターをアップロードするには、トラストシステムという信頼度を上げる必要があります。そのため、初めのうちは制限がかかっています。
トラストシステムは以下の通りです。
Visitor
New User
User
Known User
Trusted User
最初は自分を映す「Mirror」とキャラクター選択に必要な「Pedestal」から選択してください。New Userに昇格するとオリジナルのアバターのアップロードができるようになります。
なお、トラストシステムを上げる条件は公表されていませんが、フレンドの数を増やすのが有効だともいわれています。
ワールドにでかける
アバターの変更をしたものの、何から始めればいいのかわからないというVRChat初心者には、[JP] TUTORIAL WORLDがおすすめです。
[JP] TUTORIAL WORLDは、日本語で基本の操作方法やクイズ形式でVRChatの楽しみ方を教えてくれる、日本人向けのチュートリアルです。
[JP] TUTORIAL WORLDで操作に慣れたら、自分の好きなワールドにでかけてみましょう。
Worldsタブから、ワールドのリストがサムネイルつきで表示されるため、選択の際の参考にしましょう。
それぞれのリンクから「GO」を押せば、選択したワールドへ移動できます。
VRChatの楽しみ方3選
VRChatは、ユーザーの数だけ楽しみ方があるのが最大の魅力です。
ゲームをプレイしたり、イベントに参加したりとさまざまな娯楽を楽しめます。
この章では、VRChatでできることを3つ紹介します。
多くのユーザーと交流できる
VRChatは、ユーザー同士で交流をするのが主な過ごし方です。
月間アクティブユーザー数1,000万人ともいわれるほどのユーザーが場所や時間を問わずログインし、世界中の人々とコミュニケーションを取れます。
主に使用されている言語は英語ですが、自分が勉強している言語のワールドを訪れ、外国語の学習もできます。
また、マイクを使って周囲のプレイヤーとボイスチャットをおこなえば、自分の体の動きをアバターに反映させ、ジェスチャーでコミュニケーションが取れるため、実際にその場にいるかのような没入感が味わえるでしょう。
ワールドを探検できる
VRChat内には、本物そっくりな街並みのワールドや自然を楽しめるワールド、ゲームで遊べるワールドなど、さまざまなワールドがあります。
このワールドはユーザーが独自に創造でき、遠い場所に住んでいる友人ともワールドで気軽に集まれます。
バーチャル空間のイベントに参加できる
VRChat上では定期的にイベントが開催されています。
個人が企画する交流会などに参加をすれば、趣味の合う仲間が見つかるかもしれません。
個人のイベントだけでなく、大規模イベントへも参加をしてみましょう。
たとえば「バーチャルマーケット」は、世界最大のVRイベントです。世界中から100万人以上もの人々が来場しており、ギネス世界記録を取得しました。
バーチャルマーケットでは、数多くの企業が出店し、3Dアバターや3Dモデルを自由に鑑賞・購入できます。
VRChatの活用事例4選
近年では、若年層を中心に急速に普及が進むVRChatをメディアとして活用し、自社の商品やブランドの魅力をアピールする企業が増えています。
この章では、4つの活用事例を紹介します。
日産自動車
日産自動車は2022年に、新型軽電気自動車「日産サクラ」の発表・試乗会をVRChat上で開催しました。
VR上での試乗は通常の試乗に必要な書類での手続きなどが不要で、いつでもどこからでも体験できる点がメリットです。
参加者は、バーチャルな「日産サクラ」を日本の四季を感じられるドライブコースで、サクラを運転しました。
道中には、電気自動車の充電を体験できるコーナーやカフェなどもあり、運転の楽しさを体感できるイベントとなりました。
また、イベント終了後には「日産サクラ」を、現実より先に試乗できる特設ワールド「NISSAN SAKURA Driving Island」を一般公開しています。
サンリオ
サンリオでは、バーチャルフェスイベント「SANRIO Virtual Festival」を2021年より開催しています。2024年は2月19日から3月17日にかけて開催されました。
「SANRIO Virtual Festival」では、バーチャルサンリオピューロランド内に出現した巨大空間に、バーチャルアーティストやバーチャルクリエイター、サンリオキャラクターなどが出演しました。
無料で見られるパレードは、没入感の高い演出が人気です。
BEAMS
BEAMSでは、実在の衣服をソーシャルVRアバター向けの3Dモデルにしたアイテムを発売しました。
2024年5月31日にオープンした常設ワールド「Tokyo Mood by BEAMS」では、セレクトショップだけでなく、周辺都内の繫華街も制作しています。
また、BEAMSは「バーチャルマーケット」への常連企業でもあります。
あしびかんぱにー(バーチャル沖縄)
あしびかんぱにーは沖縄県の総合エンターテインメント創造企業です。
沖縄県の文化をバーチャル上で再現したVRChatワールド「バーチャル沖縄」を運営しています。
「バーチャルOKINAWA」は、沖縄の国際通りを中心にVRChat上再現し、イベントやキャンペーンを展開してきました。
2022年には、2019年10月31日に火災で焼失した首里城を、VR空間上に再現しています。
ドローンによる空撮映像が見られるコーナーでは、復興までの過程を空から眺められます。
「バーチャル沖縄」上では、2023年にはバーチャルフェス「OKIVFES」が開催され、20万人を動員しました。
「OKIVFES」では以下のコンテンツが楽しめます。
沖縄の音楽を感じられるバーチャルライブ
沖縄の観光や文化、食
世界遺産の首里城を舞台にしたお化け屋敷ワールド
なお「OKIVFES」は、2025年にも開催される予定です。
まとめ
VRChatは、個人が「なりたい自分になれる場所」であると同時に、企業にとっては「顧客と深いエンゲージメントを築ける新しい場所」でもあります。
しかし、VRChat独自の文化やコミュニティの文脈を理解せずに参入してしまうと、期待した効果が得られないことも少なくありません。
株式会社Vは、VRChatに特化した国内随一のリーディングカンパニーです。
「メタバースで新たな事業を立ち上げたい」「既存のマーケティング手法に限界を感じている」といった課題に対し、大丸松坂屋様など100件以上の実績で培ったノウハウで、企画から事業のグロースまで一気通貫で伴走します。
VRChatという新たなフロンティアでのビジネス活用について、まずはお気軽にご相談ください。